千葉で弁護士をお探しの方はお気軽に!

弁護士法人心 千葉法律事務所

自動車の任意保険には加入した方がいいのですか?

  • 文責:所長 弁護士 白方太郎
  • 最終更新日:2022年1月11日

1 車の保険

車の所有者には、自動車損害賠償保険(自賠責保険)に加入する義務があります。

未加入者には罰則があります。

しかし、自賠責保険の対人賠償には金額に限りがあり、また物損については補償がありませんので、車の所有者は、通常、任意保険に加入しています。

自賠責保険だと、死亡事故の賠償金額の上限は3,000万円ですが、任意保険の場合、対人無制限の保険に入っている方が多いと思います。

2 債務整理と任意保険

債務整理の相談をしていると、車を所有し普段利用しているにもかかわらず、任意保険に加入していない方がいらっしゃいます。

しかし、任意保険に加入していないと、万が一のときに重大な不利益が発生するおそれがあります。

破産手続では、免責を許可する決定により免除されるのは、破産開始決定時に存在していた負債です。

仮に、破産手続開始決定後に事故を起こし、自賠責保険による補償を超える損害賠償義務を負った場合、当該破産手続における免責決定の効果は、損害賠償義務には及びません。

再度破産手続を行うことも考えられますが、免責を許可する決定が確定してから7年間を経過していない場合は、免責許可を受けたこと自体が免責不許可事由になります。

また、重過失による人身事故、例えば飲酒運転で死亡事故を起こしたような場合は、それにより負った損害賠償義務は非免責債権となり、税金等と同様、破産手続で免責が許可されても免責されません。

任意保険に加入していれば、通常このようなことにはなりません。

3 任意保険と刑罰

自動車による人身事故は、刑罰の対象にもなります。

この刑罰を決めるための刑事裁判においては、情状として、被害者(死亡事故の場合は遺族)の損害が填補されたかどうか、または確実に填補される見込みかどうかが重要となります。

例えば、重大な交通事故の前科がないドライバーが、被害者1名の死亡事故を起こしたものの、過失が重大ではない場合(例えば道路沿いの店舗が気になって一瞬よそ見をしてしまって歩行者を見逃してしまい、轢いてしまったようなケース)、対人無制限の任意保険に加入していれば、遺族の損害は確実に填補されますので、実刑になることはまずなく、執行猶予となります。

しかし、任意保険に加入していない場合は、損害の一部が填補されない可能性がりますので、実刑になる可能性が高くなります。

任意保険に加入していないことについては、以上のような重大なデメリットがありますので、必ず加入してください。

  • 電話法律相談へ
  • 選ばれる理由へ
  • 業務内容へ

弁護士紹介へ

スタッフ紹介へ

お問合せ・アクセス・地図へ

お問合せ・アクセス・地図へ