交通事故が起きたらどうすればよいか

１　警察に連絡

まずは、警察に連絡をして、事故現場を伝えて現場に来てもらうことが大切です。

交通事故が発生した事実や事故の状況などの証拠を残すためにも、警察に連絡して、現場で事故の状況を正確に伝えることが大切です。

次に、ご自身や相手方の保険会社に連絡して対応方法を教えてもらうことが大切です。

車が壊れている場合に、レッカーの手配をどうするか、修理工場をどうするか、負傷している場合には怪我の治療費をどうするかなど、様々なことについて相談することをおすすめします。

お怪我をされた場合には、すぐに受診することが大切です。

受診が遅れてしまうと、場合によっては、交通事故と怪我との因果関係が否定されてしまうことがあります。

ドライブレコーダーの映像がある場合には、できる限り早期に取り出し、別の媒体（ＳＤカードやパソコンなど）にコピーしておくことをおすすめします。

ドライブレコーダーの映像はＳＤカードなどドライブレコーダー内部の媒体のみに保存されていることが多く、この場合には、走行していることで上書きされて、事故の映像が消えてしまうことがありますので、上書きされる前に別の媒体にコピーしておくと安心です。

ドライブレコーダーの映像がクラウド上に保存される場合などは問題ありません。

症状が続いている場合には定期的に受診することが大切です。

交通事故の賠償では、医師が作成するカルテや診断書などの医療証拠の内容が重要視されます。

定期的に受診して症状を適切に伝えることで、適切な医療証拠を残すことが大切になります。

通院を続けるにあたって、整骨院への通院を検討する方もいらっしゃるかと思います。

交通事故に関する適切な知識を持っていないことにより不利益を受けてしまうことがあります。

たとえば、むちうちの方で後遺障害認定を受けるためには、基本的には、常時痛があることが必要ですが、実際には常時痛であっても、診察の中で、非常時痛であるものと誤解を招く発言があったために、後遺障害が認定されないことがあります。

また、物損の時価額について、保険会社から市場相場より低い金額が提案されているにも関わらず、知らずに示談してしまうこともあります。

弁護士からアドバイスを受けるタイミングが遅くなると手遅れになることもありますので、できる限り早く弁護士に相談することをおすすめします。